プロカウンセラーの聞く技術
対人関係を良好に保つための手段として、臨床心理士として活躍する著者がカウンセリングで重要視される「聞く」技術を一般向けに紹介しているところが特徴的。対人関係に悩む人はもとより、営業職など、より良い人間関係を築きたい人に向いている。
ここでいう「聞く」とは、ただ耳を傾けるだけではない。「聞く」には理解が必要であり、「話す」より膨大な努力を要すると著者は語る。実際のカウンセリングでの会話を掲載し、読者に対し「さて、あなたならどう答えますか?」と尋ね、読み進めながら読者自身が自分の反応や態度を考え、それをより良い「聞く」態度に修正するという方法で、対人関係における自己鍛錬の場を提供している。
また、いかに井戸端会議での会話が洗練された「聞く」技術と良好な人間関係を保つことに長けているかを良い例として取り上げた。専門家から見た「話す−聞く」相互関係とその技術を、我々が思い浮かべやすい生活場面を想定し、楽しみながら学べる気軽さがある。
訓練を進めるうちに、相手が話すことに対してどれだけ我々が「聞く」耳を持たないか、また、そのことで過去の人間関係が崩壊した可能性も否めず、「眼からうろこ」状態を体験するかもしれない。一般向けに書かれているため、専門用語はほとんど使われていない。しかし、全31章の「聞く」技術に関する講義と訓練の場は、「臨床心理士だったらこうする」という反応や態度も示され、臨床心理士の卵にとっても価値ある1冊だと言える。(青山浩子)
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臨床心理士を目指す、大学生や大学院生向けのテキスト!? |
以前、出だしを少しだけ読んでみた際に、とっちらかった文章についていけなかった。今回、粘り強く読み進めるとやや視界が変わった。
プロカウンセラーの聞く技術について書かれたという本書を読むだけで、読者が聞く技術を習得できるかというと限りなく困難だろう。Technique や Skill ではなく、The Art of Listening と表題が付けられているくらいだから、仕方ないのかもしれない。
どういった読者に何を伝えたかったのか、タイトル、内容との整合を含め、首を傾げざるを得なかった。
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聞くことの重要さと怖さを |
実感してください。
聞き上手は話さない、自分のことは話さない、聞かれたことしか話さない。
他人のことはできない、情報以外の助言は無効。
相手の話は相手のこと。
話を聞くことは、時に、話すよりも有効ということを実感させられる。
仕事の道具として読み始めたが、育児にも役に立ちそう。
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ここまでひたすら聞くのか |
読後、カウンセラーみたいな特殊な職業の人にしか役に立たない技術だよな?
と思った。
でも改めて考えると特殊な職業でなくても相手が真剣に聞いて欲しいことがある時は、
このようにひたすら聞き役に徹することが大切なのかもしれない。
私だけかもしれないが、このほどひたすら聞き役に徹したことがなかったから、
最初は自分の日常生活に当てはめることができるのかさえ、ピンとこなかった・・・
この本では、どういう心構えでいれば自分の考えや話を挟まずに、
聞き役に徹することができるのかが書かれています。
今後の人付き合いに活かしていきたい技術です。
勉強になりました。
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話を上手に聞くためのコツにはいろいろある |
大きく分けて
・他者が話をしやすい流れを作るコツ
・流れを壊さないコツ
が書かれています。
■他者が話をしやすい流れを作るコツ
・相づち、繰り返しを中心とした受け答え
・質問をされた際には「解答」をいわず「過程」を言い、
聞かれた質問を同じ質問で返す
・他者の怒り、悲しみなどの感情を分かち合おうとしない
など
■話の流れを壊さないコツ
・「わかる、わかる」「でも・・・」という受け答えは駄目
・批評、助言、感想、などを言わない
・自分から話題を提供しない
・会話の流れから逸脱するような質問をしない
など
他者と良好な関係を築きたい場合、
論理的な話し方、説得の技術、笑わせる話し方よりも
「話を上手に聞く」ことのほうが役立つと思う。
参考になりました
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聞く技術は聞き出す技術じゃない |
聞く技術は聞き出す技術と勘違いしてしまう人もいるだろうけども、この本で語られているのはそんなことではない。語らせる方法論でもなくて、話す相手の伝えていることをより理解することができる方法。それによって、今まで聞いていたつもりで耳を閉ざしていたことが何と多いか気付きます。



