仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法
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まず、アウトプットありき |
責任範囲が不明確で、スケジュールとしても
先延ばしになってしまうプロジェクトの経験は
だれしもあると思います。
特に、失敗への不安要素のおおいプロジェクトでは
前に進むことが大事と思いつつも、
網羅的思考に陥り、ついつい腰がひけて
アウトプットせずに、コンセンサスも獲得できない
なんてケースが多いんじゃないでしょうか。
この本では、こういった状況をいかに打破するか
ということをタスクレベルで平易に示してくれる指南書です。
テクニカル的に高度な内容ではないですが、
シンプルなだけにプロジェクトを進める上での軸になる本かと思います。
プレイヤーが多く、難易度の高いプロジェクトに臨むにあたっては特に、
事前に読むなどして、プロジェクト進行イメージをつくっていくのも
よいんじゃないでしょうか。
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戦略コンサル経験のない人にとっては、実践的である。 |
小生は、戦略コンサルをしたことはないが、この本を読み、彼らがどのように、結論に向かって走っているのか、その一部を理解することができた。具体的に仮説力とは何か、どう使い(問題発見・問題解決他)、どう立てて(視点の移動他)、どう検証し(実験・ディスカッション他)、どう高めていくのか(So what及びwhyの習慣化)。仮説へのフォーカスが徹底されている。インプリのために、最低3ヶ月くらいは、傍らにおいておきたい良書だと思う。
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仮説思考の利点はよくわかるが、欠点や留意点の説明も欲しかった。 |
筆者の説く「仮説思考」とは、仮説をまず立て、分析や本格的な情報収集は
その仮説を検証、裏付けるプロセスとして行うべきであるという方法論。
これにたいしてまず関係のありそうな情報を全て集め、全ての選択肢を調べる
方法を「網羅的思考」と呼んでいる。仮説思考の短期的な利点として、筆者は、
回答に効率よくたどり着けること、また仮説を立て、検証する過程を繰り返す
ことで、仮説の精度、ひいては先見性が高まることをあげる。背景に、
網羅的思考では回答にたどりつくまでに時間がかかりすぎるため時間の制約が
ある中では良い答えが提供できない。という大前提がある。
現代において情報の重要性は十分に強調されているし、ビジネスでは
決断できないことの言い訳に「情報をまず十分に集めよう」となることが
多いことを考えれば、仮説思考を強調する意義はわかる。なによりも、
目的と文脈を明確にしない情報収集は時間の無駄遣いだと思う。しかし、
仮説思考の利点を強調するあまり欠点・留意点について触れていない点、
検証の重要性や検証方法についての記述が少ない点に不満が残る。
仮説思考と網羅的思考は、トップダウンとボトムアップ、あるいは
演繹と帰納と置き換えることもできると思う。どちらの発想も必要
なのではないだろうか?また仮説思考の顕著な失敗例として、仮説を
立てながら無謬性を信じて検証を怠った旧陸軍大本営参謀本部を
思い浮かべずにはいられない。筆者は、「フィクションであることを
承知の上で」と断りながら推理小説における探偵を仮説検証の例として
あげる。しかし、警察ではこれを「先入観に基づく捜査」として忌み嫌い、
ローラー作戦で情報収集に努める。人間はどうしても先入観に引きずられる
からだ。
要すれば、仮説思考は限られたリソースしかない場合に有力な手法である。
しかし、仮説の立て方、検証における個人の技量に有効性が大きく依存
するので、留意が必要だ。
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コンサル入門者の必読書 |
コンサルタントの世界で良く使われる言葉「仮説」、
最近は一般でも良く耳にしますが、コンサルタントの仕事の速さの秘訣が
この仮説思考であると言えます。
仮説とは「現時点で最も答えに近いと思われる答え」。
ビジネスの現場は意思決定の連続です。新規事業に進出するのか、
既存事業を撤退させるのか、新商品のコンセプトはどうなのか?
価格戦略は?出店戦略は?競合は?等々、
しかし、ビジネスの世界には正解はありません。そして、時間的制約もあります。
ありとあらゆる情報を集めて分析して、意思決定をしていては手遅れになってしまいます。
しかし、そこで仮説思考によって、意思決定のスピードを高める事ができるのです。
ある種の経験に基づいた「勘」ではあるのですが、こうではないかと立てた仮説、
そしてそれを検証する、というサイクルを繰り返しながら、より正解に近い意思決定を行うようにする。
それが仮説思考です。最終のゴールを先に検討つけることで、必要な情報、分析が明確になり、
仮にその仮説が間違えていた場合でも、早期に軌道修正が可能というわけです。
本書ではこうした、仮説思考の有効性。具体的に仮説とはどんなものなのか、ビジネスケースでの例示。
インタビューや、簡易分析からの仮説の立て方、検証方法。
そして、仮説思考力の高め方を紹介しています。
仮説の構築には経験が何より重要なのですが、本書ではそれ以外の学び方として、"So What?""why"を常に考えることや、
新聞や、身の回りの出来事から、将来予測をしてみたりする。
はじめのうちは失敗を重ねるけれども、失敗を繰り返しながらも
「知的タフネス」を身につける事が重要なのだと言います。
本書の内容は、自分もコンサルタントとして働く中で、
上司から常に言われること、そのものです。
コンサルには理系の方が意外と多いですが、研究肌の方で、
どうしても分析中心になりがちな方などには特にお勧めです。
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「仮説思考」の効用はわかった |
では具体的にどうすればいいの?という視点が・・・
とは言え、読者としては、たかが1600円かそこらの本に
こうすれば今日から仮説思考が身につきます!的な魔法の杖は期待してない。
むしろ、BCGのコンサルタントが試行錯誤を積み重ねて、身に着けたであろう仮説思考
その過程での具体的なエピソードから何かしらのヒントを得たいと考えるものではないだろうか
にも関わらず文中では「体験」「経験」「想像」「感じる」
といった本来キモとなるはずの言葉が軽く扱われている
「なぜ」そのように考えるようになったのか?
その過程を丁寧に再現し、普遍化することこそが重要ではないのだろうか
何というか、筆者の経験世界が文章に反映されていないのだ
教科書的な雰囲気(悪い意味で)が全体から伝わってくるのはそのせいだと思う
筆者本人はもっと凄い人に違いないと思うので、残念で仕方ない一冊




